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また始まった今日の絵、その1
2013年03月31日
「えっ、何?きゃーっ、わーっ、もーっ、やめてよう」
「ペロ、ペロ、ペロ....」
「舐めるのやめてって云ってるでしょーっ」
「あ、ごめん、起こしちゃった?」
「起こしちゃったじゃないわよう、人がせっかくいい気持ちで寝てるっていうのに...」
「だってさ、君のほっぺ白くてツルツルで、ミルクキャンデーみたいなんだもん」
「あー、つうか、あんた誰?何?豹?」
「ブーっ、ブブブブーっ、はーずれーっ!」
「う、うざっ...」
「ぱっと見、黒豹だと思ったでしょーっ?」
「え、ええ、まあ...」
「と、思いきや、ライオンなのでしたーっ!」
「....」
「世にもめずらしい、黒ライオンの闇吉です」
「ヤミキチ?ぷぷっ、変な名前」
「おじいちゃんがつけてくれたとばい、侮辱すると噛むばい」
「”ばい”って九州の方ですか?」
「い、いえ、母方の祖父の生まれは長崎ですが、わたしは違います、ここです。この森で生まれ育ちました」
「森?ああ、ここは森の中なのね?そういえば見渡すかぎりの花...あ、きゃああ、はずかしい、わたし裸ん坊...」
「あのねえ、今、気付いたんかい、遅っ...」
「いったいここはどこなの?」
「ここはね...でもその前に、あんたは誰だい?」
「え、わたし?わたしはね...」
「うん、うん」
「つうか、なんであなたライオンなのに人間の言葉をはなしてんのよ」
「ははは、違うよう、ぼくが人間の言葉はなしてるんじゃなくて、君がライオンの言葉をはなしてるんじゃないか」
「あれ?ほんとだーっ!」
というような会話をしてるふたりが、「神話伝説シリーズその1」に登場です。