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絵箱とコーヒー

2015年11月15日

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もう10年以上も前、まだベルギーに住んでる時分、日本で最初にアクリル画の個展をやった時のことだ。
平面作品だけではもの足らんよなあ...と思って、木製の小箱に絵を描いて10数個ばかり並べた。
ありがたいことにどれも引き取り手があらわれて、方々に散っていった。
そのうちのひとつは、美容室をやってる友人が店に置いて、小物入れとして使ってくれている。
(上に掲げたうち1~3枚目の写真)

先日店に遊びにいったとき、久方ぶりに手に取ってみた。
時が経ち、絵の拙さに苦笑いがこぼれる。
「ひえぇぇ、へったくそやなあ....」
絵自体はひじょうにぼさい。
ぼさいが、自然はここでも偉大で、表面に塗ったニスが飴色になり、ところどころに傷が入って、箱全体でみると骨董品みたい、いい味わいが出ている。
すさまじく大げさに言うならば、高橋由一の油絵みたいな風合いだ。
(由一と由一ファン、すまん...)

「ふうむ...」
ひとりで勝手に感じ入ってると、店の主人が、「あのさぁ...」と話しかけてきた。

「今度、うちでオリジナルブレンドのコーヒー作ってもらって売るっちゃん」

「おお、いいねえーっ!」

と、言いながら、心の中では、「魚は魚屋、コーヒーはコーヒー屋だろう!」と思ったが、飴色に輝く絵箱を持つ男の話には耳を傾けねばならない。

「で、さ、そのパッケージの絵を描いてほしいっちゃん」

「おお、もちろんオッケー!」

というわけで、今週からそのブレンドコーヒー(上の一番下の写真)が売られています。
糸島の専門店が手がけるもので、ラテン語のDURUS=ハード、MOLLIS=ソフトの2種類があります。
どちらもなかなかの味わいなので、ぜひ一度はおためしを!

でもって同時に、実家の押入れに眠ってたのを引っ張り出してきた絵箱が数点(4枚目の写真)、さらに絵葉書や手拭いなどのオリジナルグッズも販売されています。
あとまたさらに、女の子を描いたアクリル画も数点展示販売してあります。

「ああ、でも私、髪切ったばっかりだしなあ...」
と、いうような心配はご無用。
絵や絵箱を見に行くだけでも、コーヒー豆買いにいくだけでも、もちろんばっちりオッケーです!

そんないかした美容室の詳細は以下!
秋の散歩がてらにふらりと立ち寄ってみよう。

バルベリア美容室
福岡市中央区大名1-10-7 1F奥
092-731-5216

azisakakoji

 
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