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西郷さんシリーズ その11
2017年10月15日
今回の絵のタイトルは「赤くきれいな捨て実の蘇鉄」
西郷と愛加那を描いたものです。
愛加那というのは、西郷が安政の大獄により奄美大島に流罪となった時の島妻です。
約3年間を西郷といっしょに過ごしたそうで、その間に子供も生まれてます。
つうか、島妻って何やねん?
もうちょっとばかし掘り下げて説明してくんないかな...
おお、すまん、こんなんではどうだろう。
「藩政時代に、奄美に支配者として赴任して来た薩摩役人に対して、その赴任期間中のみの「島妻」を「あんご」と言う。この「あんご」は、いまでも奄美のひとびとにとっては、語るに躊躇を覚える存在であろう。つまりおおらかに語られる名辞ではないということである。島側にとっては、女性の性を薩摩役人に提供することで、支配者に対して、その統治を緩和させることが期待された。また、役人との間に産まれた子どもが将来島の統治者(島役人)になるという「あんご」を差し出した一族の恩恵も付帯していた。
(「小説『あんご愛加那』を読む」大橋愛由等ブログ”島唄まれまれ”より)
うむ...まあ、西郷さんは島人に圧政強いる他の役人などと異なり、尊敬できる立派な人ではあったろうけど...愛加那さん、叶うことなら”期間限定の妻”とかには、いくらなんだってなりたくはなかっただろうなぁ...同郷の人と契り、末長く平穏に暮らしたほうが幸せだったろうになぁ...