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新・今日の絵(その3)
2012年11月09日
和風シリーズその1、高橋みょん子ちゃんです。
みょん子ちゃんは、明日16歳、西果ての漁師町で花魁やってます。
さて今日は、そんなみょん子さんに突撃インタビューを試みました。
アジサカ(以下アジ)
「なんで今の職業に?」
みょん子(以下みょ)
「8人いる兄弟養ってくには、けっこうお金かせがなきゃならないん
だけど、この仕事が今のあたしの能力にいちばん叶ってたの...」
「と、いってもやりはじめたのは知り合いのつてでたまたまなん
だけど...」
アジ「好きな食べものは?」
みょ「うーん、一番と言われたら、それはキャベツステーキね」
アジ「キャベツのステーキ?輪切りにしてフライパンで焼くん?」
みょ「あら知らない?じゃ、簡単に作り方、説明するわねっ」
アジ「おお、それはありがたい」
みょ「一人分だとして、まずはキャベツを縦に四分の一に切るの」
「厚い鍋(ルクルーゼみたいなやつね)にオリーブオイル
敷いて切ったキャベツを丸ごと表面焦げ目がつくまで焼く」
「お好み焼きや野菜炒めする時みたい、キャベツの焦げた
いい臭いがしてきたら、コップ一杯ほどの水を加え蓋を
しめて蒸し焼きに」
「火が通ったらキャベツを取り出して、同じ鍋で今度は
千切りにしたタマネギ(小一個くらいかな)をきつね色になる
まで炒める」
「たまねぎ焦げたいい臭いがして来たらコップ1、2杯のお水と
ローリエの葉2、3枚加えぐつぐつ煮て塩と胡椒で味付けして
スープを作る」
「4、5分していい感じになったら、さっきのキャベツの上に
たまねぎスープをどばっとかけて出来上がり!」
アジ「おおーっ、キャベツとたまねぎの素材の味をいかしまくった、
うまそうな料理やねーっ、早速今日家に帰ったらやってみます」
アジ「じゃあ、続いて、好きな男性のタイプは?」
みょ「タイプ?うーん...」
アジ「有名な人でいうと、どんな感じの人がいい?」
みょ「あ、それはやっぱりジョーみたいな人!」
アジ「おおーっ、ジョー、いいっ!普通の若者は遊んだり恋したり
青春を謳歌してるってのに、ただただボクシングに打ち込む姿
っていうのは見てて胸がぎゅうと熱くなるもんねーっ!」
みょ「ううん、違うの...そのジョーじゃないわ」
アジ「えーっ、みょんちー、古いなー、宍戸錠かー?
でも、おれもあの人好きだなーっ」
みょ「違うわよ、あたしが好きなのは鍛冶屋のジョーよ」
アジ「え?鍛冶屋のジョー」
みょ「ええ、ディケンズの”大いなる遺産”って小説に出てくるの」
アジ「へえ...その彼のどこがいいん?」
みょ「素朴で飾らないとこ」
アジ「ふうん、それはたしかにいい。今日帰りに図書館いって
借りて読んでみる」
アジ「えっとそれでは最後に、最近よく聞いてる曲教えてください」
みょ「あ、The XXの「Angels 」です」
アジ「ありがとうございました」
みょ「いいえ、こちらこそ」