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フェイスブック

2016年05月26日

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できるだけたくさんの人に、音楽家なら聞いてもらい、小説家なら読んでもらい、料理人なら食べてもらう。
おまえは絵描きなので、できるだけ多くの人に描いた絵を見てもらう。
それが世の道理っていうもんだろう。
おまえはそれをこれっぽっちもちゃんとやっていない。
それはなんというか、世の中に対して不遜な態度であると思う。

というようなことを、先日、兄貴分に言われた。
兄貴分はフランス人なのでフランス語でだ。
フランス語ってのはなかなか大したもんで、
「うう、たしかに...」と納得してしまった。
それで、いきなりですが、手始めにFaceBookを開いてみた。
(これ、開くっていうんかな...)
とはいっても、メールの受け答えでさえおろそかになりがちなので、主に告知用と作品画像を見ていただくためのものです。

そんなわけですのでFaceBookをすでにやってらっしゃる方はお手数だとは思いますが、どうか登録をお願いいたします。
(ああ、しかしこういう日が来るとは思わなんだ...)

「アジサカコウジのFB」

投稿者 azisaka : 12:58

「黒花梨」

2016年05月24日

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初夏個展、今週末からは長崎版がはじまります。
会場となる「List:」は窓下に出島が見え、「うっひゃあ、眺めんよさーっ」っと、歓声をもらすこと請け合い押し合いへし合いの、感激満杯、とってもすてきな場所です。
よしんば遠方からわざわざ来たとしても、後悔などは微塵もしやしないはずです。
たぶん、そうです。
詳細は以下のとおりです。

アジサカコウジ初夏個展’16
NANA SAUVAGE 

5月27日(金)~6月12(日)
(会期中の金・土・日曜日のみの営業です)

「List:(リスト)」
長崎市出島町10-15 日新ビル2F
TEL 095-828-1951
営業時間 12:00~18:00

会期中、アジサカは以下の日時に、会場、もしくはその近辺におります。
(その他はアジサカよりもっといかしたお留守番がおります)

5月27日(金)ずっと
5月28日(土)だいたいずっと
6月11日(土)少し遅刻して、あとはずっと
6月12日(日)だいたいずっと

投稿者 azisaka : 21:31

FLIRTLINERS

2016年05月19日

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去年、東京で参加したイラストレーションのグループ展が大阪を経て、今回は名古屋に登場です。
アジサカは上に掲げてあるのと同じようなデジムナー方式(版画風のデジタルイラスト)の作品を出品してます。

その他の参加者は以下の精鋭6名!(敬称略)
今井トゥーンズ、JUN OSON、白根ゆたんぽ、タダユキヒロ、前田麦、リタ・ジェイ

それぞれが、いかしたイラスト描いていて、見所たっぷりやっぷりよっぷりです。
近畿方面にお住いの方はぜひ!

「FLIRTLINERS」
日時:5月20日(金)~29日(日)
休廊日:月曜
場所:愛知県立芸術大学サテライトギャラリー
名古屋市中区錦3-21-18 中央広小路ビル3階
TEL;052-253-9016

個展の詳細は以下!
「FLIRTLINERS」

投稿者 azisaka : 08:09

coco子 その3

2016年05月18日

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投稿者 azisaka : 07:30

お知らせひとつ

2016年05月15日

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会いに行って、その手を両の手で握りしめ、「ああ、あなたのおかげで私の人生は豊かになりました、潤うことができました」と深く頭を垂れ感謝したい人というのが何人かいる。
松下竜一はその一人だ。
もうとうに亡くなっちゃったけど、大学時代、一度ならず、彼の住む大分は中津へ出向こうとした。
叶わなかっけど...
記録文学者である彼の著作のひとつに「ルイズ 父に貰いし名は」というのがある。
「風成の女たち-ある漁村の闘い」や「砦に拠る」、「狼煙を見よ」などとならんでとりわけ心に残る作品だ。

さて、前置きがちょこっと長くなっちゃたけど、
”父に貰いし名は”の父とは、国家権力によって虐殺されたアナキストの大杉栄で、母は伊藤野枝だ。
伊藤野枝は福岡は西区の今宿出身。
その伊藤野枝の伝記を栗原康さんが書いて出版するという。

おお、そりゃあ福岡で何かやらんといかんばい、ということになった。
で、何人かで酒飲みながら話してて、それじゃあ、トークライブをやってもらおう、同時に今宿出身の詩人、浦歌無子さんに野枝に捧げる詩を書いて朗読してもらおう、ということになった。

それが明後日、火曜日です。
もう席がいっぱいみたいですけど、立ち見ならなんとかいけると思うので、興味がある方はぜひ!
(詳細は以下の通りです)

「家に火をつけ、白痴になれ」(岩波書店)刊行記念
栗原康ライブトーク×浦歌無子朗読の夜
日時:4月17日火曜日 18:00~19:30(予定)
場所:福岡パルコ新館6Fタマリバ6
参加要項:無料(要予約) 092-235-7488(フタバ図書福岡パルコ新館店)
募集人数:30名(定員に達し次第終了させていただきます)

やりたいことをやって生きていたいのに、誰かが、何かが、そうさせてくれないと自分にブレーキをかけ、恐る恐る坂道を下っていくような毎日を送っていませんか。“そうであらねばならない人生”って、ほんとにそうでないといけないのでしょうか。
福岡県今宿に生まれ、東京に飛び出し、国家や世間、家、そのほかのプレッシャーもなんのその、筆一本で、書きたいことを書く、好きな相手と恋をする、寝る、学ぶ、食べる、生きたい人生を生き、制度や道徳と戦い続けた伊藤野絵。彼女の鮮烈な伝記をこのたび上梓した政治学者・栗原康さんを迎え、お話をお聞きします。また今宿のご出身の現代詩人・浦歌無子さんに、野枝におくる詩を朗読していただきます。

■栗原 康 
1979年,埼玉県生まれ.早稲田大学大学院政治学研究科・博士後期課程満期退学。東北芸術工科大学非常勤講師。専門はアナキズム研究。著書に,『G8サミット体制とはなにか』(以文社)、『学生に賃金を』(新評論)、『大杉栄伝――永遠のアナキズム』(夜光社)(第5回「いける本大賞」受賞、紀伊國屋じんぶん大賞2015 第6位)、『はたらかないで,たらふく食べたい――「生の負債」からの解放宣言』(タバブックス)(紀伊國屋じんぶん大賞2016 第6位)、『現代暴力論――「あばれる力」を取り戻す』(角川新書)がある。ビール、ドラマ、詩吟、長渕剛が好き。
■浦 歌無子
福岡県生まれ。東京都在住。詩集に『耳のなかの湖』(ふらんす堂)、『イバラ交』(思潮社)、『深海スピネル』(私家版)など。
その他、ギャラリーにてビジュアル詩の展示、美術館の展示作品から着想を得た詩の創作と館内での朗読、国際芸術祭での野外朗読、ミュージシャンなど他ジャンルのアーティストとの共演など多方面にて活動中。

投稿者 azisaka : 07:57

キロロ風

2016年05月12日

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「こうじ、キロロっていうのはよかよー」と母が言った。
聞き慣れぬ名前だったので「何ねそい?」と尋ねると、仕事帰り、車のラジオをつけたらすっごくいい歌が流れてて、それがキロロっていう人の歌だったのだと教えてくれた。
ずいぶんとむかしのはなしだ。

さて、その時、自分の描く絵もこんな風だったらいいよなあ、と思った。
つまり、路上にただ歌だけがあって、聴く人の胸を打つ。
作者もタイトルもわからぬ、歌のみがある。

絵も、路上や辻にぽつんと、絵だけが落っこちていて、それを見た人が立ち止まって、「誰が描いたのか知らないけど、ああ、これはいい絵だなあ...」っていうのがいいように思う。

美術館や画廊なんかに”アートです”って展示されてれば、あるいは、有名な人の名が付してあれば、人は「ああ、これはいい絵なのだなあ」と思って見てしまう。
けれど、路上であれば、無名であれば、人が見るのは描かれた絵、そのものだけだ。

まあ、そんなわけで、自分が絵を展示する時は、路上や辻に比較的近い場所が多い。
なるだけ”権威”から遠いとこが多い。
(カフェや倉庫、美容室の通路や雑貨屋の屋根裏など...)
「額をつけりゃあ、ぐんと”見栄え”が良くなるのに」としばしば言われるけれど、それもしない。

だって、見栄えが良くなったら困るのだ。
それが商品であれば、売る場所やパッケージは大事だろう。
けれど、絵は商品ではない、絵だ。
描いてるのは商売人ではない、絵描きだ。
よい絵を描こうと欲するなら、絵そのものだけを見てもらって、良し悪しを判断してもらうのがいい。

むろん上等の絵描きなら、美術館だろうが駅の構内だろうが、どこへどのように出したって、そんなこたぁどうでもいい、びくともしやしない。
すでに上等だから。
でも、自分を含め、上等でないものなら、修行の場はなるだけ路上がいいように思える、”荒野”がふさわしいように感じる。
(このことを、己が身に即して言えば”日暮れて道遠し”ということになる。だけど、道行たのしいから、万事オッケー!)

とかなんとか、かっちょいいこと言ってるけれど、絵を描く者は絵を描くしか能がない。
それしか能がなけりゃ、それで食べて行くより仕方がない。
いきがってはみるものの、路上の電柱やブロック塀に絵を飾っているようでは生活が成り立たぬ。
それで、まあ、いろいろ試してみる。

今回は本屋さんでの展示だ。
本屋さん併設のギャラリーでの展示っていうのは、以前何回かやったことあるけど、本屋の店内っていうのは初めてだ。
本棚の上や隙間など、あちこちの空いたスペースに展示する。
わざわざ絵を見に来る人もあろうが、大半は本を目当てに来る人だ。
絵を見るのが目的ではないひとに、絵を見てもらうっていうのがいい。

と、だらだら書きながら、個展の宣伝をしている。
絵を商品としてる。
悲しいかな、資本主義・消費社会に生きている。

あ、でも、友人知人には言ってるし、実際に行ってもいるんですけど、金銭を介さない物々交換もやってます。
玄米その他の食べ物とか、搬入搬出の手伝いとか、作品の写真撮影とか、個展で歌ってくれるかわりに、絵を引き取ってもらっています。
まあ、そこそこ気は遣いますが、心地いいもんです。

で、明日からの展示の詳細は以下の通りです。

あと、福岡大学独語学科教授の堺さん(カラオケ行くと、武田鉄矢と井上陽水と谷村新司とさだまさしと玉置浩二のものまねをしながらシューベルトの魔王をドイツ語で歌う)が今回の個展について一筆、気品あふれる文章を書いてくださったので、ぜひ!
「コラム錆猫洞」

アジサカコウジ初夏個展’16
「NANA SAUVAGE」
5月13日(金)~5月22日(日)
(福岡)「フタバ図書パルコ新館店」
福岡市中央区天神2丁目11-1 福岡パルコ新館6F
TEL 092-235-7488
営業時間 10:00~20:30
定休日 なし

投稿者 azisaka : 08:14

マンガ傑作選 その139

2016年05月05日

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投稿者 azisaka : 07:29