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新・今日の絵(その21)
2013年02月28日
今回登場は熊本は天草出身の原磯江さんです。
投稿者 azisaka : 21:25
マンガ傑作選その47
2013年02月27日
熊本にはなんだかんだと6年以上暮らしてたので、いきなり団子についてはたいぎゃあうるさかばい、ほんなごつ。
合志町に小さな饅頭屋さんがあって、そこんとはまうごつうまかです。
今回の曲
BORIS KOVAC 「TANGO APOCALYPSO」
むしゃんよか!
投稿者 azisaka : 07:02
新・今日の絵(その20)
2013年02月26日
さて、今回登場は辻で詩を売って暮らす辻詩人の北村さんです。
以下はそんな北村さんの恋人が今朝起きがけにふと思いついて口ずさんだ歌です。
「56階建て」
56階建てのビル
そこが私の住むところ
56階建てのビルなので
ゴローちゃんって私は呼ぶの
ゴローちゃんって呼んだって
それはでっかくそびえ立ち
あんまり可愛くはないんだけどね
56階建てのビル
そこが私の暮らすところ
56階建てのビルなので
ゴゴゴロ雷よく聞こえるの
ゴロゴロ雷鳴轟いたって
それは分厚いコンクリで
これっぽちも揺れないんだけどね
56階建てのビル
そこがあなたと住むところ
56階で愛し合うから
ゴローちゃんってあなたを呼ぶの
どんな名前で呼んだって
あなたは全く無頓着で
いつも笑顔で答えるんだけどね
ゴロー
ゴロー
ビルのゴローと人間のゴロー
ゴローの中でわたしは暮らし
わたしの中でゴローは暮らす
ゴローゴロー
わたしの外と私の中の
ゴローゴロー
ゴロゴロゴロー
雷鳴よ轟け
わたしに轟け
「なんか変な歌ですよねー?」
「ええ、ぼくもそう思います」
「この歌をうたった北村さんの恋人って普段は何やってる人ですか?」
「うんと...家でゴロゴロしてるかぼくの恋人やってます」
「おお、それはなかなかいい暮らしぶりですね」
「ええ、ぼくもそう思います」
「で、そんな恋人の暮らしを支えるためにあなたは詩を書いて売ってるんですね」
「ええ、まあ大方そうです」
「ふうん...あ、ところで刺繍、すてきですね」
「え、詩集?ぼくはまだ、そんなものは出して...」
「いえいえ、本の詩集ではなくて、あなたの帽子のほら、雷の刺繍...」
「ああ、これですか、これはその恋人ってのが縫ってくれまして...」
「ふんふん、そうですか..でもほんとうにすてきです」
「ええ、ぼくもそう思います」
投稿者 azisaka : 00:29
新・今日の絵(その19)
2013年02月22日
しばらく雪景色の寒そうな絵が続いたので、今回はちょっぴりあたたかな感じの絵です。
投稿者 azisaka : 07:03
マンガ傑作選その46
2013年02月19日
投稿者 azisaka : 22:15
マンガ傑作選その45
2013年02月18日
ボールに明太子と生クリームとシソの葉を千切りにしたもの、隠し味に豆板醤かXO醤をひとさじ入れてかき混ぜる。
茹でたパスタをさっとからめ、あったら刻み海苔を上から散らして食べる。
うーん、うまいっ!
生クリームの代わりにオリーブオイルだともっとあっさり。
投稿者 azisaka : 11:30
新・今日の絵(その18)
2013年02月14日
「わー、なんか変な時計!」
「むっ...」
「文字盤、真っ白で時間とかわかんなーい」
「つうかね、君、時計よりさ、もっと他に気になるとこない?」
「え?気になるとこって?」
「ほらさ、もっとほら、全体を良く見たらばさ...」
「あーっ、帽子がかわいいーっ!」
「そうだろーっ、そうだろーっ!」
「何でうさぎなんですかーっ?」
「はーっはっは、はーっはっは、ふーっふっふ、ふーっふっふ!」
「なんか、うざっ」
「あーっ、まってよ、行かないでおくれよーっ」
「だって、”はーっ”、とか”ふーっ”とか、まじうざい」
「すまん、けっこう嬉しかったので、もったいぶっちゃった」
「で?」
「うん、ああ、そうだったね、何で帽子にうさぎの刺繍がほどこされてるのかっていう話しだったね」
「えーっ、それ刺繍なんですかーっ?プリントとばっかり思ってたーっ」
「刺繍だよ。歯周でも死臭でも、なおのこと詩集ではないよ」
「....」
「ごめん、たいこ...」
「あ、博多の方ですか?」
「いえ、違います。で、何でうさぎ?との質問だったね?」
「ええ」
「それは私の名前が、うさ山うさ吉だからです」
「...」
「な、なんか言っておくれよう」
「そいじゃあ、うさ山さん、さようなら」
「さ、さようなら」
「あ、ちょっと待って。”うさ吉”ってさ、名前の方で呼んでくれないかな」
「なんで?」
「なんか、近しい感じがするでしょう?」
「そんなこと言ったって、初対面だもの。そんなに馴れ馴れしくはなれないわ」
「うさ吉悲しい」
「自分のこと、うさ吉って呼ぶの変じゃない?」
「変なんかじゃ、ないやーい!」
「お姉さんのバカバカバカーっ!」
といって、赤い帽子のおじいさんは森の奥へ向かって駆け出しました。
そうして川のところまで来ると一度こちらを振り向き、あっかんべーをしました。
わたしもあっかんべーを返すと、ちょっとくやしそうな顔を残して川をぴょんと飛び越えました。
すとんと向こう岸に着地したとき、おじいさんはうさぎの姿に変わっていました。
ぴょんぴょんぴょん...
去ってゆく白い小さな姿に向かってわたしは大声で呼びかけました。
「うさ吉ぃいいいいーっ!」
遠くて声が届かなかったのか、それともうさぎになったら人間の言葉が聞き取れないのかわかりませんが、うさ吉はそのまま駆けて行って、やがて見えなくなってしまいました。
「さて、なんで私がこうして60年も前にあったことをあなたに話しているのかといいますと。あなたがその時の、赤い帽子をかぶった老人にそっくりだからなんです。」
「ほお、わたしがねえ...」
「あなた、ほんとうはうさぎではないのかしら?」
「ははは...違いますよ」
「ふう、そうですよねぇ...」
「...」
「あの、今日、入所してこられたばっかりなのに失礼なんですけど...」
「なんでしょう?」
「あのう...あなたのこと”うさ吉”ってお呼びしてもよろしいかしら?」
「ええ、もちろんいいですよ」
「ありがとう」
と、館内にこの曲が流れる。
投稿者 azisaka : 08:43
マンガ傑作選その44
2013年02月13日
この時、係長の脳天に轟くのがこの曲だ!
ドラムのジュリーさんが学校の裁縫クラスで「かぎ編み」の先生をやってたら、そこにギターとボーカルのリンジーさんが生徒として訪れた。
っていうのがバンド結成のきっかけだそうです。
投稿者 azisaka : 07:26
新・今日の絵(その17)
2013年02月11日
「どこから来たの?」
「ドコカラ共和国」
「え?」
「うそよ」
「なんだあ、うそか..」
「でも、うそはいけないなあ」
「そういうおじさんは、うそをついたことがないの?」
「いや、そういうわけじゃあ...」
「なんかはっきりしない人ね」
「ちょっと、髪飾り、曲がってないか見てくれる」
「お、おう」
「ちゃんと蝶々の形になっている?」
「うん、なってる...」
「良かった、これ苦労して結んだのよね」
「うん、かわいい」
「ありがと」
「そいじゃあ、さようなら」
と云って去ったこの娘が10年後、私の孫娘の恋敵になろうとは...
もちろんその時の私は知る由もなかったのであった。
投稿者 azisaka : 10:00
新・今日の絵(その16)
2013年02月07日
男「こんにちは」
私「こんにちは」
立ち去ろうとすると、その男が後方から私を呼び止めた。
男「あの、ちょっと待ってください」
私は少し眉根に皺をよせて振り返る。
私「何かわたしに用ですか?」
男「いえ、これといった用があるというわけではないんですけど...」
私「...」
男「こんな山の奥で偶然出会ったのも何かの縁ですし...」
私「...」
男「ぼ、ぼくずっと独りでさみしかったんです。トランプでもしませんか?」
私「...一回だけならいいわよ」
男「うわーい、よほほーい、うれしいなーっ!」
私「でもあなたが負けたら、そのペンダントもらうわよ」
男「ええっ!こればっかりは...勘弁してください...」
私「じゃあ、やんない。さようなら」
男「あああ、ま、待ってくださいっ」
私「ふう...」
男「ピ....」
私「”ピ”ってなによ!」
男「ピ、ピアスじゃだめですか?」
「おばあちゃんの形見の銀のピアス...すごく小さな星の模様がいっぱい入ってる...」
私「だめよ、わたしはそのペンダントが気に入ったの」
男「...仕方ありません。それじゃあ、そういう取り決めでけっこうです」
男と私、切り株に腰掛けて切り札をはじめる。
男、まるっきり弱く、私、苦もなく勝つ。
男「えーん、えーん、おろろん、おろろん、ぐずん、ぐずん」
男、雪の上をごろごろごろごろ転がり回って泣きじゃくる。
私「ばかみたい...冗談にきまってるじゃない」
「それ、とっても似合ってるわよ。じゃあね、さようなら」
男「あ...」
というとこを描いた絵です、上の絵は(笑)
今回の曲
Anjali「Kali Came」
うわーん、かっちょいい!
投稿者 azisaka : 08:29
マンガ傑作選その43
2013年02月06日
「何になさいますか?」
「母乳を85のDカップで...」
すみませんっ...
投稿者 azisaka : 07:02
新・今日の絵(その15)
2013年02月04日
雪深い森の奥、木の陰、きものを着た女の後ろ姿。
ザッザッザッという足音。
女、足音に気付き振り返る。
男「あの、何してんですか?」
女「.....」
男「あのお...何してんですか?」
女「知らない人とはなしてはいけないって長老が...」
男「まったく...声でわからないのですか」
といって、男、編み笠をとる。
女「まあ、ゴンザレス兵衛さん!」
「何してるのこんなとこで?」
男「あなたに何してるのかって聞いてるところです」
女「ああ、そうなの...あたしは木に寄りかかっていたとこよ」
男「それは見たらわかります。」
「木に寄りかかって何をしてたのですか?」
女「あなたを待ってたの」
男「おお、そうですか!」
といって、男、少し歓喜の舞を舞う
女「ところであなたはこんな森の中で何をしてるのですか」
男「三日三晩、あなたをずっとさがしつづけていたのですよ」
女、何も言わず微笑む、目には涙。
って感じの絵です、今回は。
うふっ。
男と女「うふっ、って何よ!」
投稿者 azisaka : 06:59
マンガ傑作選その42
2013年02月02日
ちょっとした知り合いの人からこのブログを見たというメールがあった。
小学校の娘さんが見て、とっても気にいってくれたそうだ。
「漫画と真面目な絵画が交互にでてくるのがまた、たまらなくよいようです」
とのことだった。
これには、おおーっ、と声をあげてしまった。
予期せぬ感想だったからだ。
絵と漫画をかわるがわる出すというやり方は、どちらも自分の仕事だし、どちらか一方だけではなく両方を、見た人に(叶うことなら)楽しんでもらいたいと思うからやっている。
そうやってると時々、絵について、またはマンガについて、あるいは両方についての感想が送られてくる。
「絵のことはよくわからんけど漫画はおもろいです!」
とか「絵も漫画もちょっぴりシュールでいかしてます」とか...
ところが、絵と漫画を交互に出すという、その提示の仕方”そのもの”が、面白いという感想ははじめてだった。
つまりこの小学生は、へんてこな漫画とまじめくさった絵画が共存しているという、その有り様、に心を引かれ面白がってくれている。
うーん、え、偉いっ!
「アジサカさんは、イラストレーターですか?それとも画家?」
「彼は賛成派?それとも反対派?」
「ぼくは〜主義だけどあなたは〜主義」
と、大人はなんかあったらとかくどこかに分類して安心したがる。
が、彼女は違う。
ひとりの人間が両極端な性質を併せ持っているという、そのこと自体を面白がっているのだ。
これはとっても健全な、人についての面白がり方だと思う。
投稿者 azisaka : 08:09