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冬個展の案内
2014年11月29日
ひょんなことから12月、福岡で個展をやることになりました。
先だって熊本と別府で展示したものに十数点付け加え、盛り沢山にしたものです。
新旧あわせて60点近く(おお!)、なかなか見応え十分です。
オリジナルのカレンダーやポストカードの販売もあると思います。
会場はなんと天神のド真ん中、新天町は老舗の画廊「おいし」
パルコや岩田屋から歩いて数十秒。
忘年会の前や、買い物がてらにふらりと寄ってみよう!
会期中、日曜日は午後からアジサカ在廊しているはずです。
アジサカコウジ冬個展’14
「ピリカ」
12月5日(金)~21日(日)
ギャラリー・おいし
福岡市中央区天神2-9-212南通り
TEL 092-752-1066
営業時間 11:00~19:00
休廊日 月曜日
あ、巷で配られてるチラシや新聞等の告知では、諸事情(ひみつ)により個展の日程が、週末のみになってますが、平日でもちゃんと観覧できます。
投稿者 azisaka : 08:34
Combat de nègre et de chiens
2014年11月20日
数年前、福岡は日仏学館で個展やったときはドクロの形の大きな箱を作り、その中に絵を展示した。
コーヒー買いにちょっと外へ出て会場へ戻ると、箱の中に誰かいる気配がした。
入って行って、いつものように声をかけた。
「こんにちはーっ、何か質問とかあったら...」
「あ、今、絵を見てるから、話しかけないで!」
ひ、ひええーっ!
長年、個展やってるが、こんな風な反応は始めてだ。
びっくりした...
わあ、へんてこりんな人だなあ...と思った。
しばらくしてると、箱の中からその男が出て来た。
さっきは眉間にしわ寄せてたのに、今は、目尻にしわ寄せている、微笑んでいる。
「わたし、演劇やってるんですけど、今度の公演のポスター、ぜひアジサカさんに描いていただきたいと思って...」
おお、演劇の演出家だったのか...それなら少々へんてこりんなのも、もっともだ。
話してみると、とてもいかした人物だった。
そのポスターが上にかかげたやつで、公演は今月末です。
絵を描くにあたってシナリオを読んだんですが、すごく面白いっ!
さすが天才劇作家、コルテス作...
1989年、わずか41歳の若さで逝ったにもかかわらず、20世紀で最も革新的な作家の一人として世界に名を馳せているのも最もだ。
さて、どういう演出がなされてるのかすっごく楽しみだぞ。
ご都合よければみなさんも是非!
福岡演劇工房 第2回公演
「黒んぼと犬たちの闘争」
作・ベルナール=マリ・コルテス
翻訳・佐藤康
演出・菊永拓郎
11月28日(金)19:00開演(18:30開場)
11月29日(土)14:00開演(13:30開場)・19:00開演(18:30開場)
11月30日(日)14:00開演(13:30開場)
「甘棠館Show劇場」
福岡市中央区唐人町1丁目10-1カランドパーク2F
当日2,500円(前売2.000円)
チケット予約
*福岡演劇工房 080-4690-1946
*文化芸術情報感アートリエ 092-281-0103
投稿者 azisaka : 06:46
マンガ傑作選その133
2014年11月12日
と、いうことで、現在、源泉数なんと2,300ヶ所以上、日本最大の湧出量を誇る別府温泉は「SPICA」にて個展開催中です。
絵画鑑賞にも温泉つかるのにもこれ以上ないくらいばっちりな季節だぞ。
今月22日(土)までで、最終日の22日には個展会場(もしくは近隣の共同温泉か冷麺屋さん)におります。
投稿者 azisaka : 09:20
ジェット火まつり
2014年11月07日
私がその島をフィールドワークの対象として選んだのにはいくつかの理由があるが、今は触れないでおこう。
なぜなら、私が師と仰ぐヨモルギ博士にいらぬ嫌疑がかかる恐れがあるからである。
博士は言うまでもなく火まつりにおける世界的な碩学である。
私は彼の娘と高校3年のときスタバで偶然に出会い、ひと言ふた言、ことばを交わした。
何についてだったか...
あ、そうそう、ソイラテにシナモンパウダーを入れたら、もう、最高においしいよねっ、っていうことについてだった。
いや、まてよ、それは同級生のよっちゃんと交わした会話だったっけ...
まあ、いい...
そんなことより、さっそく本題に入ることにしよう。
ドン島の火まつりについての話しだ。
手元の資料、はじめの一行に記されている通り、この火まつりを実際に見たのは、この島の住民以外では私が初めてである。
へへっ、いいだろーっ!
ははーん、君たちもさぞかし自分の目で見たいやろーっ!
ふふふん、あははん、ひょーいひょーい...
ああ、すまない...思わず自慢をしてしまった...
コホン...
ドン島の火まつりは、おそろしく奇妙だ...
何せ、島の上空を飛ぶ戦闘機を特殊な巨大弓矢で撃ち落とし、それに火を放つことによって開始される。
祭事をとり行う巫女の女は、ドン島のちょうど真南百キロの地点にあるスチョロナ島から連れて来られる。
年は必ず数えの17歳で、ショートボブでややふっくら、足の裏の皮が厚くなくてはならない。
詳細はおって話すが、ともかく私はこのまつりを「ジェット火まつり」と名付けることにした。
冒頭にあるのはその祭りの様子をあらわしたものだ。
これは、ちょっとした知り合いである、アジサカくんに描いてもらった。
しかし、この絵だけではしょうがない、まつりの雰囲気がほんの少ししか伝わらない。
ううむ、どうしようかな...
そうだ、フェラ・クティとその仲間に登場してもらおう!
「ジェット火まつり」の熱さは、だいたいこのくらいの熱さだ、すごいだろう!
投稿者 azisaka : 08:30